「シャツイン」した児童は…お腹周りが高温に

約20分後。サーモグラフィカメラで見てみると、「シャツアウト」していた児童に比べ、「シャツイン」していた児童の体の表面温度は全体的に赤く示され、高温に。

特に、お腹辺りの表面温度を測ってみると「シャツアウト」の児童は、32℃前後なのに対して、「シャツイン」の児童は34℃前後と、2℃ほどの差がありました。

(子ども)
「(シャツ)アウトよりインの方が熱がこもって暑かった。胸とかが熱かった」

では、運動時にシャツをズボンから出すことは、熱中症対策として効果的なのでしょうか。医師に聞きました。

(名古屋大学病院 山本尚範医師)
「熱がこもってしまうのが一番悪い。体の中心部分が熱くなるのが危険なので、体の中心部から熱をしっかりと逃がしてあげるのが大事。シャツを出してもらった方が基本的には熱は外に発散させやすい」

2022年8月「チャント!」放送