卓球人気を巻き起こした“3つの大改革”

卓球人気の理由は、強さだけではありません。
実は、世界的に普及させるための“3つの大改革”があったんです。

1つめは、「明るく華やかイメージ改革」
色に制限のあったユニフォームを、1990年からはボールの色と違うなら何色でもOKに!カラフルなユニフォームが続々登場しました。
さらに暗い緑色だった卓球台を青に変更。会場が明るくなったのです。

2つめは「接戦増加改革」
21点制だったゲームを、2001年から11点制にルール変更すると…。

『卓球王国』編集長:
「波乱が起きやすい。出だしでリードすると、強い選手も追いつけない。観客も選手も緊張感が高まった」

“1点の重要性”が増すことで接戦が増え、観客は釘付けに。

さらに、3つめは「ラリー持続改革」
リオ五輪で観客を沸かせた、水谷隼選手と中国の馬龍選手の“伝説の神ラリー”。
それを可能にしたのが、2000年から大きさが変更になったボールです。
38ミリから40ミリに変更することで空気抵抗が増加。ボールの速度と回転量が落ち、ラリーが長く続くようになったのです。

20代男性:
「ラリーする瞬間は観ていてハラハラする」
10代女性:
「長いラリーで最後決まったとき、めっちゃワァってなる」