同じ事業者が運営する別の施設では、より介護度の高い人たちが生活しています。



暑さや水分不足に対する感覚機能が低下し抵抗力も弱っているため、いかに体調を保ち生活するかが重要となります。

▽グループホームとことん 玉城育恵さん
本人が飲めるものを飲める分だけ、この時間はスポーツドリンクを出す時もあるし、みなさんが飲みやすい濃さ、固さを工夫してその都度変えていますね。やっぱり飲んでもらわないと」

車いす生活で要注意「こもり熱」

車いすで生活する人の場合、注意しないといけないのが「こもり熱」です。

本人が気づかないうちに、いすと密着している部分から熱が体全体にまわる恐れがあります。

▽グループホームとことん 玉城育恵さん
「クッションを入れている人は特に背中に結構な熱がこもっているので、こもり熱を解放してあげる。そうすると結構変わりますので」

昼だけでなく夜間にも気が抜けません。寝返りが少ないと熱がこもりやすいため、寝ている間に熱中症になってしまうかもしれないのです。

▽グループホームとことん 玉城育恵さん
「いつもより体温が高いなどの少しの変化でも気づけるようにスタッフで気を付けていて。そういう時には水分の量を調整したり経口補水液を活用して管理するようにしている」

▽施設の利用者は…
「私は1人で暮らしているから、どうしても水分は自分で考えてとらないといけない」