今年も暑い夏がやってきます。気を付けたいのが「熱中症」。熱中症で救急搬送される人の多くは65歳以上の高齢者です。認知機能や健康寿命にも影響を及ぼす熱中症から健康と命を守ろうと取り組む高齢者施設の現場を取材しました。



消防庁によると、去年(2024年)7月1日~14日までの2週間に熱中症で救急搬送されたのは、沖縄県内だけで332人。そのうち190人(57%)が高齢者です。

▽デイサービス関係者
「外よりも家の中で運ばれる人が多いらしいです、倒れてしまって。意識しないんでしょうね、家の中だと」

与那原町のデイサービス「とことん」では、熱中症の危険性が高くなる季節のサービス提供に頭を悩ませています。



▽デイサービスとことん 安仁屋徳理さん
「認知症予防・ケアから外出を主に取り入れていた。視覚や聴覚で感覚の刺激を受けることで認知症ケアにつなげることを目的にサービスを提供していた」