散歩や運動など、これまでは外で体を動かす活動をしてきたこちらの施設では、夏本番になると、時間や気温に注意しながら、公共施設など涼しいところに少し外出するだけに留めています。

運動は室内での体操やレクレーションを取り入れてカバーしていますが、外からの刺激が減るなかで、利用者たちの認知機能をいかに維持させていくか、不安があるといいます。

一度の熱中症が“健康寿命”に影響も

▽デイサービスとことん 安仁屋徳理さん
「ここに通う人たちは在宅生活の人たちなので、足腰がしっかり元気でいられるうちは認知機能も同じように健康であってほしい」

健康に日常生活を送ることができる、いわゆる健康寿命は、一度の熱中症がきっかけで崩れかねません。



▽玄米クリニック 森田悦雄医師
「後戻りができないような体の変化が起こる。お年寄りは起こりやすい、回復・抵抗力が弱いので、この夏はしのいでも、秋冬になって体調が悪くなることもあるので十分注意してほしい」