鉄道各社が『有料座席』導入を進めるワケ

 なぜ鉄道各社は有料座席の導入を進めているのでしょうか。前提として、まず乗客の内訳は以下のようになっています。

 【乗客の内訳】
 ・約6割 = 定期券で乗る人
 ・約4割 = 定期券以外で乗る人(切符など)

 多くが「定期券」を利用していますが、この定期券は1か月あたり30%以上値引きされています。そのため、実際の売り上げを比較すると、定期券以外で乗る人の売り上げの方が多くなるのです。

 【売り上げ】
 定期券で乗る人 < 定期券以外で乗る人
 
 つまり、定期券以外の収入を増やしたいというのが、有料座席設置の狙いとみられます。

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 鉄道各社の有料座席の導入状況、運賃とは別にかかる料金は次の通りです。

 ・泉北高速「泉北ライナー」(2015年):税込み520円(一乗車)
 ・京阪「プレミアムカー」(2017年):税込み500円(出町柳~淀屋橋)
 ・JR「新快速Aシート」(2019年):税込み600円(一乗車 ※チケットレスの場合)

 “高級感”を売りにした阪急は最後発です。また、京阪に関しては、今1両ある有料座席を2両に増やす方針です。