2022年、宮城県加美町の小学校で、男子児童が上級生らに体を電柱にぶつけられるなどのいじめを受けたとして、男子児童の保護者が県と町の教育委員会に対し第三者委員会の設置を求める要望書を提出しました。
要望書を提出したのは、県内に住む小学4年生の男子児童の保護者です。

保護者によりますと、男子児童は、加美町の中新田小学校の2年生だった2022年8月、下校時に上級生6人から待ち伏せをされ、首にかけていた水筒をひっぱられて体を電柱にぶつけられるなどのいじめを受けたということです。

男子児童は首に軽いけがをして10月頃からは不登校になり、去年4月、町外の小学校に転校しました。保護者らは、いじめの「重大事態」にあたるとして、第三者委員会を設置して調査するよう求めています。
保護者:
「今後こういうことが起きないように、いじめに関しても、命にかかわるような一線を越えることはしないように指導してほしい」

要望書を受け取った県教委は「できる限りの対応をする」と応じました。














