役員になるまで営業一筋 印刷の事業領域を広げるチャレンジを続ける

―――激動の最初の10年はどのような仕事だったのですか?
 役員になるまでずっと営業をやっておりました。初めてのお客さまを含め色々な方々とお会いできてお話ができるので、毎日ワクワクしているみたいな感じでした。やはり自分の仕事が、お客さまから感謝されるというか、「ありがとう」と言っていただけるとさらにモチベーションが上がってくるみたいなところがありましたので、本当に営業をやっていてよかったなと思っています。

―――齊藤さんが手掛けてきた新規事業はどのようなものがありますか?
 単純に印刷物だけを受注するのではなく、映像であったり、イベントであったり、制作物であったり、いろんな形で事業領域を広げて仕事の幅を広げることを営業時代に取り組みました。印刷需要がどんどん減っていく中で、その周辺の仕事が非常に貴重なものになると思っていました。印刷の仕事は色々な会社の色々な部署に入り込むことができるので、「この事業領域って、いま私どもにある機能を使うとできるんじゃないか」と考えてその事業領域にチャレンジしてお客さまから受託して…というような形で事業領域を広げていきました。