カップ焼きそばの湯切りも 印刷技術を生かしたパッケージ開発

―――印刷というと雑誌やポスターをイメージしますが、それだけではないんですね?
 食品や日用品の包装資材、パッケージを多く手掛けています。例えば、ネスレ日本さまのキットカットの外装材は元々プラスティック素材でしたが、それを脱プラ、環境配慮の観点で紙化されました。また、カップ焼きそばの湯切りですね。微妙な穴が開いていますが、内容物が流れ出てしまわないような形状を私たちの印刷テクノロジーを応用して作っています。

―――去年10月には社名を変更されましたね。
 凸版印刷から去年10月に「印刷」を取って、同時に持ち株会社体制に移行してTOPPANホールディングスに変わりました。紙に執着をしていたら時代の流れの中で取り残されてしまうというようなこともありますし、印刷という文字が社名ついていますと一般的に紙を印刷するという事業のイメージが強いと思いますので、印刷という事業領域に特化しない社名に変更して取り組んでいこうということで決めました。