アメリカ海軍・海洋大気庁の予想 南西諸島方面へ北上するデータも

アメリカ・ハワイにあるアメリカ軍の合同台風警報センター(JTWC)の情報です。ここでは監視すべき対象となりうる熱帯低気圧についての情報や台風となった場合の警戒情報などが表示されます。

18日午後3時の発表で、フィリピン周辺の雲域について黄色の丸で表示しています。黄色い丸はこの雲域がJTWCの監視対象となったことを意味していますが、24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性は低くなっています。

JTWCでは、監視対象の雲域が定めた基準以上に発達すると予想される場合に、LOW(黄)→MEDIUM(オレンジ)→HIGH(赤)へとレベル分けした形で情報を発表します。赤色になると台風の発生時期に近づいた目安となります。それぞれの意味は以下の通りです。

LOW(黄):監視対象ではあるが、今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性は低い
MEDIUM(オレンジ):今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性も高まっているが、発達するには24時間以上かかる見込み
HIGH(赤):今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する見込み

アメリカ海洋大気庁の数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算した結果を示したアンサンブル予想結果です。フィリピン周辺とフィリピンの東海上にある2つの低圧部についての予想を発表していますが、このうちフィリピンの東の海上にある低圧部は、今後、沖縄周辺へと北上して東シナ海方面へ進むデータも示されています。ただ、まだ予想データのバラつきは大きい状況です。

【詳しく見る】アメリカ海洋大気庁の予想データ