17日にシンガポールから成田空港に到着した、世界最大のトカゲ「コモドドラゴン」が名古屋の東山動植物園に到着しました。
名前は「タロウ」、30時間の旅を18日朝に無事終えることができました。
名古屋市の東山動植物園にコモドドラゴンが18日午前7時前に到着しました。
「現代の恐竜」、彼の名は「タロウ」。
17日午後、成田空港に到着したコモドドラゴンのタロウ。
世界最大のトカゲ「コモドオオトカゲ」は別名「コモドドラゴン」と呼ばれ、野生では3000頭しかいない「絶滅危惧種」。
タロウは13歳で体長2.7メートル、体重80キロです。
生まれ育ったシンガポール動物園で飼育員がエサのネズミを投げ入れると…、素早く近づいてガブリ。
コモドドラゴンは肉食で、イノシシや鹿、野生化したスイギュウなどの大型哺乳類も食べます。

爬虫類に詳しい静岡・伊豆の体感型動物園「iZoo」の白輪園長に聞きました!
コモドドラゴンの楽しみ方は?
(体感型動物園 iZoo 白輪剛史 園長)
「コモドドラゴン自体が夜行性ではなく昼行性、昼間に歩くタイプのトカゲ。“のしのし”と歩いて徘徊するので、そういった姿は見ていて楽しいと思います」
さらに白輪園長はタロウにもエールを送ります!
(体感型動物園 iZoo 白輪剛史 園長)
「パンダには負けたくない。ゴリラにも負けたくない。東山動植物園に来たからには一番になってもらいたい」

名古屋市は今回の受入れのためにシンガポール動物園に飼育員2人を10日間派遣し事前研修。
17日、帰国しました。
(東山動植物園 飼育員 川島ひかりさん)
「『タロウ』と呼ぶと反応はしていた。おそらく音として分かるのでは」
(名古屋市 河村たかし 市長:2014年)
「コモドドラゴン、日本に1匹もおらんのだよ。名古屋にコモドドラゴンちゃんに来てもらえるよう取り計らいたい」
そもそも、名古屋の河村市長が展示の目玉にと2014年頃から「受け入れたい」と声をあげていたコモドドラゴン。

(名古屋市 河村たかし市長)
「“Hello” “How are you” “I love you”、英語で言ってみたら通じたんじゃないかな。こっちに寄ってきた」
到着した初日に早速面会できたと喜ぶ市長はイラストでも報告。
(名古屋市 河村たかし市長)
「(Q:学生時代の美術の成績は?)美術は2。オール5もあったけど美術は2だった。(Q:これで公約実現となる?)なるでしょ。日本でここしかいない。(Q:インドネシアからはメスの受け入れも考えている?)『ハナコ』を入れなあかん。タロウ入れたら。(Q:ここで将来的には繁殖させたい?)そう」
国内でコモドドラゴンの展示は東山動植物園が唯一。一般公開は8月下旬からの予定。「タロウ詣で」で賑わう夏になりそうです。














