交通事故が増加する夏休みを前に、警視庁が東京・品川区の都立高校で交通安全イベントを行い、スタントマンによる自転車事故の再現などで交通安全を呼びかけました。

きょう午前、東京・品川区の都立八潮高校で警視庁の交通イベントが開かれ、全校生徒およそ600人が参加し、スタントマンによる自転車事故の再現を見て、ヘルメット着用の重要性などを学びました。

交通イベントでは、スマートフォンを操作したり傘を差したりしながら自転車を運転する、いわゆる“ながら運転”が原因でバランスを崩して転倒する事故なども再現し、自転車の安全運転を呼びかけました。

警視庁によりますと、品川署管内の人身事故は今年に入ってからきのうまでに70件、このうち24人は自転車の運転中にけがをしたということです。

警視庁は、ヘルメットを着用したうえで、“ながら運転”をしないように呼びかけるとともに、「事故に遭ったら絶対に現場から離れず、勇気をもって110番してほしい」としています。