天童市の70代女性のもとに「年金の支給金の差額があります。用紙が届いていませんか」などという電話があり、現金およそ50万円をだましとられる詐欺被害がありました。

警察によりますと、今月16日、天童市に住む70代女性の自宅の固定電話に日本年金機構の職員を名乗る男から電話があり「年金の支給金の差額があります。先月30日までに申請する必要がありますが、用紙が届いていませんか」などと言われたということです。

女性が届いていないと伝えたところ、相手から「再発行の手続きができる。キャッシュカードを持っていませんか」と言われたため、女性は口座とスマートフォンの番号を教えました。

女性は天童市内の商業施設で電話の指示の通りにATMを操作したところ、知らない口座におよそ50万円を振り込んでいたということです。

その後、金融機関の職員と話し被害に気が付きました。

警察はこれは還付金詐欺の手口だとして、こうした電話があった場合はいったん電話を切り、家族に相談するよう呼び掛けています。