愛媛県松山市で7月12日(金)、松山城がある城山の斜面が崩れて住宅1棟が倒壊し、一家3人が死亡した。松山市の野志克仁市長は、16日(火)に開かれた災害対策本部会議の後、報道陣の取材に応じた。

以下、記者とのやり取り。

――市長の受け止めは
「まずお悔やみを申し上げたいと思います。3人のお亡くなりになられた方、ご遺族の方、ご関係の方に心からお悔やみを申し上げたいと思います。また避難をされている方々に心からお見舞いを申し上げます。(中略)
金曜日(12日)の夕方に避難所へ行かせていただいて、土曜日の午前中に、災害現場に行かせていただきました。本当でしたら皆さんにお知らせしてから行ければ良いのですが、本当に膨大なやらなければいけないことがありまして、まずは優先順位として人命、そして避難者の方というふうに、膨大なやらなければいけないことがある中で、今何をすべきなのかということを考えながらやってまいりましたので、本来でしたら皆さんにお知らせしてから行ければ良いのですが、そういった時間的な余裕が全くありませんで、もう行けるときに行くというような形で、金曜日の夕方に避難所へ、そして土曜日の午前中に災害の現場に行かせていただきました」

――災害からきょう(16日)で4日が経った。災害について市長が発言するのはこれが初めて。このタイミングというのは
「7月12日金曜日の午前5時に災害対策本部を設置した後、午前7時に対策本部会議を行いました。全庁を挙げて救命活動を第1に多岐にわたって被害状況を確認して、本部長として対応を指示してまいりました。この後、詳細を各部局からブリーフィングでお知らせをする予定です。皆さんにも、できる限りご理解をいただいてできるだけ早く対応してまいりました。まだまだ災害対策本部の設置中で対応が必要というふうに考えております。一旦きのう(15日)大雨注意報が解除されました。今後の対応を全庁で協議するタイミングで、報道の皆さんにも状況と今後の対応をお知らせしたものです」