16日、都内で激辛ポテトチップスを食べた高校生が救急搬送されました。Nスタは、診察に当たった医師にインタビュー。1枚食べただけででも症状がでたといいます。
“激辛チップス”1枚で体調不良? 診察した医師 詳細語る
上村彩子キャスター:
16日、“激辛チップス”を食べた高校生が救急搬送されました。救急搬送された生徒を診察した大田区内の病院の谷川智行医師は、「気になったことがいくつかあった」と話します。

一つ目は「食べた量が少ない」こと。診察した生徒のうち2人は1枚、1人は2枚しか食べていませんでした。
もう一つが「発症までの時間」です。午前8時〜9時の間に生徒たちは“激辛チップス”を食べました。食べた生徒の中には「口の中が焼けるように痛かったが、しばらくして良くなった」と話す生徒もいました。
その後、授業を受け昼食も取りました。しかし午後0時半過ぎ、体調が悪化し救急搬送されました。
“激辛チップス”を食べてから発症まで約4時間半ほどかかっており、発症までの時間が長い、と谷川医師は感じたそうです。

ほかにも谷川医師は「カプサイシンによるアドレナリンの分泌促進の作用などがあったのではないか」と話しています。
アドレナリンが過剰に分泌されると、高血圧や頭痛、動悸、多量の汗などの症状が出ます。
カプサイシンの過剰摂取では胃や腸の炎症がまず想定されるそうですが、「想定以上に多くのことが起こっている」と谷川医師は感じたということです。