「逃げようとしたこともあった」が・・・

和美被告はその日の売り上げを、携帯電話を使って毎日、岡村被告に報告していたという。

弁護人 ―岡村被告に命じられていたから?
辻和美 被告 ―自分から

弁護人 「ホテルに入ります」「ホテルでました」という報告は?
辻和美 被告 ―していました

弁護人 どんな気持ちで暮らしていましたか
辻和美 被告 ―返すのに精一杯だったので、そこまで考えていなかったです

弁護人 家を借りる金は、岡村被告に送金しなければ、家を借りることもできたのではないですか
辻和美 被告 ―私の中では返すことが前提でしたので

そして、岡村被告から逃げようとしたこともあったと、話した。

弁護人 岡村被告から逃げたいと思ったことはありますか
辻和美 被告 ―何度かありました

弁護人 何度か実行しましたか
辻和美 被告 ―客の家に一緒に住んでいたり、何回かありました

弁護人 どのくらいの期間?
辻和美 被告 ―長くて半年、短くて2、3か月

弁護人 岡村被告との連絡を絶って客の家に逃げ込んでいた?
辻和美 被告 ―はい

弁護人 見つからずにはすまなかったのですか?
辻和美 被告 ―はい、何か月か人の家にいる時にふと(岡村被告が)目の前に現れるというか、「なんしよん」というのが何度かありました