能越自動車道と のと里山海道は、17日正午にすべての通行止めが解除され、金沢方面への通行が再開されました。一部で道路の状況は悪いものの、被災地を結ぶ大動脈が地震から半年余りを経てようやく復旧しました。

記者リポート「きょうからのと里山空港インターから金沢方面への道路が通行可能になりました」

能越自動車道とのと里山海道は、地震で道路が崩落するなどの被害を受け、七尾市の徳田大津インターと輪島市ののと里山空港インターの間で輪島方面への一方通行が続いていました。

発災から半年以上。懸命の復旧工事が進み、17日正午にすべての通行止めが解除され、金沢方面への通行も可能になりました。

記者リポート「金沢方面に向けて走っています。地震でできた段差のため、道がアップダウンしたり、大きくカーブしています」

被災した区間では急カーブや坂道が多く、制限速度が時速40キロに引き下げられています。別所岳サービスエリアは、金沢方面に限ってトイレの利用が可能になりました。

金沢から能登空港に通っていた業者「これがつながればずっと下道を通って回らなくて良くなったので、だいぶ通行は速くなると思います」

かほく市から穴水に通っていた男性「スピードは出せないけど気もち的には楽やわ」

SAの清掃員「これでちょっと一安心。進歩したかな。復興の兆しが見えてきたかなと思っています」

また、越の原インターと穴水インターの間にある能登大橋付近では、現在も片側交互通行が続いていて、国土交通省が9月末までに対面での通行再開を目指しています。