16日は各地で、梅雨明け前の大雨となりました。未明には静岡県掛川市で一時「緊急安全確保」が出され、現在は解除されていますが、土砂災害などに警戒が必要です。梅雨明けはいつになるのでしょうか。
梅雨明け近づく?週末は晴れ

南波雅俊キャスター:
15日までの30日間の降水量を平年と比べると、▼鹿児島・枕崎は1051.5ミリ(平年の2.1倍)、▼愛媛・松山は651.5ミリ(平年の2.2倍)、▼島根・松江は512.5ミリ(平年の1.9倍)、▼静岡・三島でも548ミリ(平年の2.1倍)と、全国的に平年よりも降水量が多いことがわかります。
気象予報士 広瀬 駿さん:
全国的に梅雨入りはかなり遅かったのですが、しっかり降っています。短期集中型の梅雨になっていると思います。

南波キャスター:
15日まではかなり降りましたが、これからはどうなっていくのでしょうか。
週間予報を見ていくと、中部から東にかけては17日、福岡では18日が雨の予報です。ただ18日、あるいは19日以降では、晴れ間も増えてきそうな感じです。
広瀬 駿 気象予報士:
ゆるっと真夏に変わっていくイメージです。梅雨の終わりが見えてきています。ただ明けは、ちょっと幅があると思います。

南波キャスター:
16日の梅雨前線は日本列島にかかっています。

ただ、夏の高気圧が週末になってくると、ぐっと上がって梅雨前線が北上、あるいは消える可能性もあるということです。
広瀬 駿 気象予報士:
可能性が高いのは、来週は南にある夏の高気圧のパワーが本気モードになり、土日に強まります。ただ、本調子かどうかが予想として微妙なところです。しかし、高気圧が強まり、梅雨前線が弱まりながら北上して、関東甲信から離れていく見込みです。