東根市長瀞地区の小学校では、きょう、地域の景観について学ぶ特別授業が行われ、子どもたちが景観を通して、地元について理解を深めました。

東根市立長瀞小学校で行われたこの授業は、子どもたちに、ふるさとの風景や景観を守る取り組みを学んでもらおうと県が行ったものです。



まず児童が向かったのは、学校の近くにある旧長瀞城の二の堀です。



東根市の担当者「元々、長瀞の二の堀として親しまれてきたこのお堀を最大限に利用して、雨水を調整する形で整備を進めてきている」

この二の堀は、地域の歴史を語るだけではなく、現在は、大雨対策の重要な役割も担っていました。

そして次に向かったのは、市内の夏の人気スポット関山大滝です。



児童は落差10メートルの迫力ある滝の流れを見学したり、写真撮影したりし、地形など景観が伝える地元の姿を学びました。



児童は「エメラルドグリーンできれい」

児童は「(二の堀は)大雨のときは氾濫しないようにとめていることを初めて知った。みんなが協力して素敵な街や自然がつくられていると思った」



県県土整備部 高橋慎也 景観・地域づくり担当「景観の視点で見つめなおしてもらいたい。地元のすばらしさを大人になってからも思い出してもらえたらいい」



児童は今回の授業で学んだことを生かし、地域の学びを深めていくということです。