学生の常連客も多い「『おもひでのおばちゃん』という唯一無二の存在」

 ここは裕子さんにとっても、お客さんにとっても安心できる場所。大学生の常連客も多く、店内にあるメニュー看板や『おもひで焼きの歌』という歌は、学生からの贈り物です。

 (裕子さん)「(作った学生に)『これ家の家宝やで』って、『私、お棺に入れてもらおうと思ってるんやで』って言ったら、笑って帰ったけど」

 別の日には、常連の大学生が、中国人の友人を連れてきました。

 (常連の大学生)「おばちゃんとは、4年、5年くらい。今、学部4回生で、休学して中国に留学して、知り合ったのがこの子」

 中国人の友人は初めてのお好み焼きです。
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 (裕子さん)「娘でもあり友達でもあり、近所のおばさんでもあり」
 (常連の大学生)「『京都の母』というよりも『おもひでのおばちゃん』という唯一無二の存在って感じ」
 (裕子さん)「それより、はよ彼氏連れてきや」
 (常連の大学生)「失礼な!」
 (裕子さん)「禁句やな」