▽父・敏彦監督
「予想以上に伸びているので、逆にこっちがびっくりする」「長男から長女、次男を見て、おいしいところばかり全部もらっているので」
▽比嘉歩
「やっと取材をしてもらえる重量、レベルになってきたのかなと思ってうれしい」
5月に行われた県内大会では、記録非公認の大会ながら、67キロ級の日本中学記録を3キロ超える110キロに成功。クリーン&ジャークも115キロを挙げ、トータルで225キロ、トータルでも日本中学記録を超えた。
しかし驚くべきは、中学2年で日本中学記録を超えたことではない。歩はこのとき、減量の負担を避けるため、いつもより1つ上の階級に出場していた。
もし主戦場の61キロ級でこの記録を出せば、今年3月の高校生の全国大会の優勝記録(スナッチ91キロ、クリーン&ジャーク113キロ、トータル204キロ)を、トータルで20キロ以上、上回ることになる。
すでに歩は、中学2年で高校日本一に匹敵する力を身に付けていた。
▽父・敏彦監督と歩
父 「エースだな比嘉家の。最終兵器だから」
歩 「がんばります」
そんな歩の中学生活をのぞくと…