久留米市環境保全課・村上涼二主幹「原因企業に出た原因はと尋ねたところ。かなり可能性が高いということでした。いらなくなった農薬を敷地の3か所に埋設していたという事実はあります。線路の引き込み線で農薬を貨車に載せる。その中で袋がやぶけて、農薬がこぼれたという話は聞いている」

◆“地下水”に一度広まると打つ手なし

工場側は地下水にダイオキシンが流れ出さないよう遮水壁を設置したり、汚染された土壌を掘削したりするなどの対策を講じた。これにより、ダイオキシンは一旦、検出されなくなった。なぜ、いまになって再び基準値を超えるダイオキシンが検出されているのだろうか。