夏の高校野球・青森大会の3日目。弘前市のはるか夢球場では1回戦「むつ工vs青森中央」の試合が行われている。8回が終わり、7対4とむつ工がリードしている。
こうしたなか、青森中央の応援スタンドで1番の大きな声で応援をしているのが、女子マネージャーの船橋千聖さん(3年)。
14人の野球部員を支える女子マネージャーの思いを聞いた。
記者:マネージャーは8人、ベンチに入ってる選手は14人と他のチームに比べて少ない人数で頑張っていると思いますが…
船橋さん:人数に負けないぐらい技術もあるし、マネージャーもいるから、人数少ない分マネージャーが頑張ろうと思って声も出してます!
記者:選手に託したお守りなどはありますか?
船橋さん:お守りというか…。アルバム?みたいなのを、思い出で。私が3年生なので、個人的なお守りでも、ちょっと個人的な感じ(想い)も入ってると思うんですけれども、お守りにして…。
―船橋さんが見せてくれたのは、紺色や水色のフェルトなどを使って8人のマネージャーが手作りした「お守り」。野球ボールの中心にホームランを表す「HR」の刺繍。また、部員たち全員の集合写真が縫い付けられている。
記者:これはチーム14人全員に配ってる?
船橋さん:はい!
記者:マネージャーもみんな持ってる?
船橋さん:はい!グランドが一周できるように…。みんなホームランとか打てるるように、ここの裏にホームランって書いてます。(チームは)なかなか諦めの悪いチームなので。練習試合とかでもあまり強くなくて…。最初に先制点を取られるのとかも慣れてるチームだとは思うので、今からこれから逆転目指していこうと思います。
記者:3年生は最後の夏になるかもしれないですが、そこにかける思いってどうですか?
船橋さん:やっぱりそばで見てきて、辛いこととかも、楽しいこともあったけど、
3年間短かったなって思う。それと、なんか野球部だけの新しい絆とかもできてきていて…。(1日でも長くみたいな思いが)あります。
―船橋さんは、当初のチームの様子についても語ってくれた。
船橋さん:(最初は)全然チームの雰囲気とかも良くなくて…。返事も小さい感じだったし、チームとしては全然ダメダメだったんですけど。監督の言葉とかをいただいたり、他のチームとの交流をどんどん増やしていったら、自分から自発的にできるチームになりました。自分たちで考えてできるチームに(なった)。
記者:その変化はいつぐらいに感じましたか?
船橋さん:私達が1年の秋のとき。(当時は)本当にそこが一番弱くて。3年生抜けてから…。
記者:何かきっかけになるようなことがあったんですか?
船橋さん:秋から合同チームでやってて、明けの星高校さんと合同チームでやってて。明けの星の選手の方が結構活発な方が多くて、そこから学ぶことがあって。
記者:他校と一緒になったことで、いい刺激をもらったんですね。マネージャーたちの意識に変化はありましたか?
船橋さん:マネージャーって選手たちとは違うのかなって(思ってた)。なんかマネージャーはマネージャーにしかできないことがある。けれども、やっぱりそういう経験を通して、私達も選手と同じように声を出したり、ルールを含めた上での声がけとか、できるようになってきました。あと、選手たちが落ち込んでいるときにマネージャーから『いつもありがとう』とかすると、選手の機嫌もどんどん良くなって。チームの絆が深まっていった気がします。
記者:今の3年生・2年生はいい代なんですね?
船橋さん:そう。私にとってはいい代です。一番いい代。公式戦とかでも全然勝てなかったチームで、今年の春にやっと勝てた感じなんですけど、だから、今日も校歌を笑顔で歌って、みんなでハイタッチして帰りたいです。














