7月1日から公開が始まった博多祇園山笠。天神や博多を中心に、福岡市内の各所には13本の「飾り山笠」が登場し、御神入れが終わり一般公開されています。高さ10メートルを超える豪華絢爛な姿は必見です。この飾り山笠13基をすべて紹介します。

飾り山笠の楽しみ方

・地下鉄でまわる

飾り山笠を巡るには、地下鉄全線乗り放題の「1日乗車券」を使うのがおすすめです。福岡市内13か所に設置されている飾り山笠は、すべて福岡市営地下鉄が最寄り駅となっています。

昨年から「櫛田神社駅前」が新しく作られたので、とても便利になっています。地下1階コンコースには迫力ある博多祇園山笠の壁面装飾があり、駅のシンボルマークも櫛田神社の「銀杏(ぎなん)」の葉と、博多祇園山笠の「舁き縄」を組み合わせてデザインされたものです。

・うちわやハガキがもらえる

うちわは、飾り山笠の近くに設置してあることもありますが、ない場合は飾り山笠の周りで警備している長法被の人たちに話しかけてみるといただけることがあります。運が良ければ、ハガキを配布している時もあります。

十四番山笠 ソラリア

・山笠グッズや手ぬぐいを購入する

博多駅前広場では山笠グッズや手ぬぐい、祇園饅頭などの販売をしています。また一部の飾り山笠では寄付をすると手ぬぐいがもらえることも。飾り山笠巡りと一緒に、この時期しか買えない山笠グッズを手に入れるのもおすすめです。

博多駅前広場
九番山笠 渡辺通一丁目

・飾り山笠の「表」と「見送り」の見分け方

飾り山笠は7月1日に御神入れをし、山笠に神様が入り御神体となるので、「表」は櫛田神社の方を向いていて、御札がついています。

「見送り」は表の裏側で、赭熊(しゃぐま)という棒の先にふわふわしたヤクの毛を長髪状にたらしたものと大弓を魔除けで飾っていて、神様を守っているそうです。