住民が自ら作った「仮設トイレ」も

海抜20メートルの場所には倉庫が3つ設置され、中には発電機やご飯を炊く釜、さらに住民が自ら作った仮設のトイレも備蓄されています。

(紀宝町鮒田地区 東口高士 区長)
「これも自分らで用意した」

いざという時の水源として、山水を引いて確保。

また、別の倉庫では住民が各々用意した個人の衣類などが保管され、管理は名前と電話番号がひも付けられたQRコードで行っています。

(紀宝町鮒田地区 東口高士 区長)
「町が3分の1、自分も3分の1、区も3分の1。必要な物を置いたら100%に。一年一年積み重ね、一度にはできない」

行政機関に頼り切るのではなく、自分たちで備えることを強く意識しています。

この地区の備えは他にも…。