気象台が「予想を上回る」と表現した背景について、気象予報士は「梅雨時期は特に予想が難しく、雨量の予想も変わることがある」と話します。

石川博康 気象予報士
「山陰では日本海上で予想以上に発達した雨雲が西よりの風に乗って島根半島付近や鳥取県に流れ込んでいて雨の量が増えたとみられています。

実は梅雨時期は予想は特に難しいと言われています。
梅雨前線では線状の雨雲が連なることが多いため、小さな南北の動きでも天気が変わってしまうことがあるからです。また南からの湿った空気の流れ込みの程度で雨雲の発達具合も変わるため、雨量の予想も変わることがあります。

梅雨時期は特に最新の情報をチェックしたほうが良さそうです」

前線は10日は一旦北上しますが、10日夜から11日にかけて再び中国地方を南下する見込みで、山陰地方では11日頃にかけても大雨への警戒が必要だということです。