IoTやAIなど、デジタル化が進む中、電気工事の技術向上や後継者育成などを目的に電気工事に携わる技術者の技能を競う大会が27日、島根県松江市で開催されました。

中国5県、各県で選抜された合わせて25人が参加した「全中国電工連技能競技大会」。
27日は、住宅の照明やコンセント、また太陽光パネルで発電された電気を家庭で使えるよう変換するパワーコンディショナーの取り付けなどといった課題に挑みました。

参加した技術者は決められた材料・工具を使用し、定められたスペースの中で、周囲の安全も考慮しながら、制限時間内に分電盤を固定したり、配線を接続するといった技を競います。

作業の正確さ、安全性はもとより、仕上がりの美しさも、審査のポイントとなります。

全中国電気工事組合連合会 高野憲一郎 会長
「新しいものがどんどん出てきても、電気工事そのものはなくなることはないと思うので、昔ながらの技術を若い人にどんどん、習得してもらいたい」

大会で上位の成績をおさめた技術者は来年11月、横浜アリーナで開催される全国大会に出場します。