ことしの春からチームの指揮を執るのは、国泰寺野球部OBでもある 花谷祐輔 監督。前回、国泰寺が夏のシード権を獲得した19年前に選手として春の県大会準優勝、中国大会3位に貢献しました。

広島国泰寺 花谷祐輔 監督
「もちろん、自身の高校野球生活で先輩方と一緒にいい成績を残していく中で充実した高校野球・高校時代の思い出があったので、それがあったからこそ高校教師になろうと夢見たので、その中でも、もっともっと母校でいい成績を甲子園を目指していきたいっていうのはありましたので」

花谷先生が母校の監督就任の夢をかなえ、最初の大会でチームはベスト8入りを果たすと、「監督の力になりたい」と心強い助っ人が練習に顔を出してくれるようになりました。この日は、19年前に花谷監督と一緒に県大会準優勝を成し遂げたOBが、後輩への激励に訪れていました。

2006年卒業の野球部OB
「監督もおっしゃっていましたけど、ぼくらのときも春(の大会で)いい成績が出て、なんか、きれいに戦わないといけないなとか、今までの気持ちとはちょっと違う思いになって、今、思えば、すごく受け身になっていました。どんないい成績が出ても、これで終わりじゃないんだ。もっともっと高い成績を出していくんだ。そのための自分たちは挑戦者なんだってことは思ってやってもらいたいなと思います」

今の選手たちは19年前にはまだ誰も生まれていません。新たな歴史を作るために汗を流してきた選手たちが、強かった国泰寺を知る監督やOBたちと古豪復活をかけて挑む夏。創部135年、伝統ある野球部が “変わらない夢舞台” へ、109年ぶりの広島の頂点を目指します。

花谷祐輔 監督
「この3年生、一生懸命がんばってきた選手33人、マネージャー入れて34人が集大成としてがんばる夏だと思いますので、わたしが監督としては少ししかやっていないですけれども、その中でしっかりとがんばって、最後の夏、やってくれるんじゃないかという期待がすごく持てる学年なので一緒にがんばっていけたらいいなと思います」

藤尾壱大 投手
「強豪校に比べたら力で劣ってしまうと思うんですけども、そこはチャレンジャー精神を持って、しっかり食らいついて行けたら少ないチャンスをものにして勝てるんじゃないかと思っています」

大西諒汰 主将
「自分たちが最後、仲間と一緒に先輩たちの記録を越えていけたらと思っています」














