「苦渋の決断」 暑さ指数31以上で祭り中止も

井上キャスター:
夏の風物詩・祭りにも変化が起きています。

千葉県成田市の「成田山新勝寺」では、7月5日~7日に「成田祇園祭」が開催されました。毎年45万人が訪れるといいます。

山車・屋台が大本堂に集結して、町内や表参道に繰り出すという圧巻の祭りですが、7月5日には最高気温33.1℃で、熱中症警戒アラートが出たことから、一部の山車・屋台を引き回すルートを短縮して、実施する方針を取りました。

新潟県三条市の「三条夏まつり」では、子どもを中心とした「凧ばやし踊り」が7月26日に行われる予定ですが、「暑さ指数」で開催を判断するということです。

「暑さ指数」は気象庁など各機関で発表されており、気温だけではなく、湿度なども勘案されています。25以上28未満で「警戒」、28以上31未満で「厳重警戒」、31以上で「危険」とされています。

開催2日前にこの数値に達した場合、中止の判断を行うということです。

三条商工会議所の担当者は「子どものためにも開催してやりたいが、安全第一なので苦渋の決断です」としています。

ホランキャスター:
文化の存続にも、暑さが大きく関わってくるのかと感じます。

ハロルド・ジョージ・メイさん:
夏祭りを秋祭りにするなども考えるべきかもしれません。

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<プロフィール>
ハロルド・ジョージ・メイさん
プロ経営者 1963年オランダ生まれ
現パナソニック、アース製薬の社外取締役など