各地で最高気温35度を超える「猛暑日」となったきょう、1都3県で熱中症の疑いで搬送された人があわせて306人に上ったことがわかりました。(7月8日「Nスタ」午後5時ごろの放送より)

熱中症疑い 1都3県で計306人搬送(午後4時時点)

JNNが各地の消防などの情報を集計したところ、これまでに東京・埼玉・神奈川・千葉の1都3県で熱中症の疑いで搬送された人は男女あわせて306人となりました。内訳は、▼東京都で86人、▼埼玉県で113人、▼神奈川県で40人、▼千葉県で67人となっています。

東京消防庁は、のどが渇く前にこまめに水分を補給するほか、室内で適切に冷房や扇風機を利用するなどして対策を徹底するよう注意を呼びかけています。

関東ではきょう、▼東京都府中市で39.2度、▼埼玉県越谷市で38.1度、▼さいたま市で38.6度となるなど、各地で「猛暑日」となりました。

危険な暑さ 各地の“避難場所”は

山内あゆキャスター:
8日(午後4時時点)の最高気温は…

1位:和歌山・新宮 39.6度(観測史上最高)
2位:東京・府中 39.2度(観測史上最高)
3位:三重・桑名 38.9度(今年最高)
4位:さいたま 38.6度(今年最高)
東京都心 36.0度(今年最高)

こうした暑さから避難するための施設を自治体が指定しています。それが「クーリングシェルター」です。

熱中症特別警戒アラートが発表された場合、「クーリングシェルター」に指定されている場所は一般に開放することが義務づけられています。

主に公共施設が多いですが、民間施設では東京タワーが7月1日に「クーリングシェルター」に指定されました。熱中症特別警戒アラートが出ていないときでも、暑さから避難するための利用は可能です。

8日(午後4時時点)の利用状況について、東京タワーの広報担当者は「お昼ごろは利用者が多かった。現在は落ち着いているが、この後仕事終わりの人が休みに来るのでは」としています。

東京タワーの1階から3階にテーブルなどが準備されていて、休むことができるということです。

井上貴博キャスター:
コロナ禍ではリモートワークが推奨されましたが、この暑さを考えるとリモートワークをもう一度、推奨されてもいいのかなと思います。

パナソニック・アース製薬の社外取締役 ハロルド・ジョージ・メイさん:
未だにリモートワークを推奨している企業も多いですから、このような暑さの中では考え直さないといけないですよね。