およそ1400人が犠牲になった仙台空襲から79年となるのに合わせ、仙台市内で展示会が行われています。被害をまとめた企画展や実体験の語りなど戦争の悲惨さを伝え続ける人たちがいます。
「戦争は人災」語り継ぐ人たち
仙台空襲を体験した菊田弘子さんは、あの日を振り返り、「真っ赤な空にトンボが飛んでいると思った。それが飛行機だった」と語りました。

6日、仙台市青葉区の戦災復興記念館では、仙台空襲の体験者が戦争の悲惨さを訴えました。
仙台空襲を体験した佐々木あさ子さん:
「戦争というのは人災なんだと。人間の本当に悪なるものがぶつかりあってなっているんだと」

体験者の話を聞いた小学生:
「空が真っ赤になっていたというのが印象に残った。体験した人から(話を)聞くと戦争の本当の怖さがよく分かった」
1945年7月10日未明の仙台空襲では、アメリカ軍の「B-29」の爆撃で、1399人が犠牲になりました。

仙台・空襲研究会 新妻博子代表:
「アメリカの資料があり、攻撃側の視点で、攻撃した後に必ず報告書を出す。何時何分どこに何を落としたとか、攻撃の意図が書かれている」