趣味は川柳「車椅子 押して夫と 影一つ」 夫の介護生活を詠んだものも

 淑美さんは今、店の2階で猫と一緒に暮らしています。元々、夫・勝利さんと神戸市長田区で寿司店を営んでいました。転機は「阪神・淡路大震災」。被災して店を閉めることになったのです。その後、病を患った勝利さんを介護しながら、この店を始めました。

 (山縣淑美さん)「働きに行くと夫を施設に預けないといけないでしょ。それが嫌だったので、自分で見ながら。やっぱりなくてはならない存在で、夫も私を頼っているし、私も夫がいなかったら困るような感じやね。精神的に支えがなかったらしんどいから」

 6年前に亡くなった勝利さんと共通の趣味は川柳でした。介護生活を詠んだものもあります。
21.jpg
 『車椅子 押して夫と 影一つ 淑美』
 『生きてるかーと 今朝も階下で 妻が呼ぶ 勝利』

 (山縣淑美さん)「私が早く起きるから、夫が後で起きるでしょ。私が『お父さん生きとー?』と言ったら『生きとー』って。それから着替えさせて下に連れておりて、ここでご飯食べさせて、また2階に連れて上がってという生活」