西日本豪雨から6年。愛媛県内各地で7日、追悼行事が行われ、関係者が犠牲者を悼むとともに復興への思いを新たにしました。
西予市では災害関連死を含め6人が亡くなっていて、このうちダムの緊急放流後川の氾濫で5人が犠牲となった市内野村町ではけさ、住民など8人が肱川の近くに集まり黙とうを捧げました。
その後、三島橋に移動し菊の花を川に流して、犠牲者を悼むとともに復興を祈りました。
(被災した住民)
「亡くなった人たちも知っとる人が多いんで、そういう人たちが安らかに眠ってほしい」
また今年3月に整備された復興公園、愛称「どすこいパーク」には追悼献花台が設置され、西予市の管家一夫市長や住民らが花を手向けました。
(管家一夫市長)
「二度とあのような悲しい出来事が起きないように行政としても国・県の支援を受けながらこの防災安全性を高めていく」
(被災した住民)
「6年は長かったような短かったようなまた命を亡くされた方を本当に追悼したい」
(高校生)
「野村の復興のために自分ができることを精一杯やっていきたい」
一方、宇和島市吉田町では豪雨災害を伝える石碑の前で献花式が行われました。
宇和島市では災害関連死を含め13人が亡くなっていて、式に出席した岡原文彰市長は、「災害に強いまちづくりにまい進する」と決意を述べました。
そして式の後には地元の人たちも献花に訪れていました。
(被災した住民)
「床上浸水で大勢のボランティアに助けていただいてやっと直った」
7月が来ると思い出す」また正午には放送に合わせて、市民が黙祷を捧げ犠牲になった人を偲んでいました。
一方、関連死を含め5人が犠牲となった大洲市では、けさ9時半に市役所で二宮隆久市長らが黙とうを捧げました。
(二宮市長)「事前防災対策を推進して災害に強く安全で安心して暮らすことができる町づくりを最優先に取り組んでまいります」
また、市役所には献花台が設けられ、参列者が白い菊の花を手向け犠牲になった人たちを悼みました。西日本豪雨から6年、7日は各地で関係者らが犠牲者を悼み復興や防災へ思いを新たにしていました。
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