「我慢や忍耐で済む話ではない」…悩みながら孤軍奮闘する奥田さん「絶対におれが復興させる」
奥田さん「自分がやっていることが、思っとる結果になるのかな、というのはいつも悩むよ。『合っとるんかな…でも、やらんなんよな』という感じ。約4カ月経つんやけど、進んでないですよね」
震災直後の1月5日、石川県の馳浩知事が被災地に来ないように、ボランティアの自粛を呼びかけました。木村さんは、このメッセージが今も影響していると指摘します。

木村さん「(県知事が)自粛を呼び掛けたことで『能登は行っちゃいけないんだ』みたいな雰囲気が広がっている。最初から住民の皆さんは諦めムードというか」
我慢や忍耐で済む話ではないと言い切ります。

木村さん「時間が経つほど戻る人は少なくなってしまう。人口が減ると過疎化に拍車がかかり、復興にはマイナスになる。震災直後に『自粛して』と言ったので、ボランティアは遠慮して来ない。それを被災地の中の人も感じている。災害のなかでも非常に異常な災害だと思う」