7月3日の練習後に、140人を超える野球部員が集合し、大角健二監督から夏の兵庫県大会ベンチ入りメンバー20人が発表された。その場で、「背番号1」を言い渡されたのは、3年生の今朝丸裕喜だった。

春のセンバツでは背番号10でマウンドに上がった今朝丸は、「報徳学園の背番号1を目指して入学して、ここまでやってきた。エースナンバーを背負うことができて素直にうれしい」と気持ちを語った。

今春の選抜大会で2年連続の準優勝に輝いた報徳学園(兵庫)。だが今朝丸は、センバツ決勝で敗れた悔しさを胸に、日々練習に励んできた。「選抜では、インコース、アウトコースに投げ切ることができていなかった。」と、両サイドに投げ切るコントロールを意識して、投げ込みを行っている。

ウェイトトレーニングにも力を入れ、「指にしっかりかかったボールが行くようになった。キャッチャーからもキレが良くなっていると言われます。」とその成果を感じている。