「旧統一教会」やその関連団体が学校や地域の様々な取り組みに参加していることがわかってきました。

路上の美化活動看板に「世界平和統一家庭連合」

大阪府松原市の道路脇に立つ、現在はシートで覆われた看板。
 シートで覆われる前の写真をよく見ると「この歩道は大阪府アドプト・ロード・プログラムにもとづき、世界平和統一家庭連合が清掃活動をしています」と書かれています。これは、周辺地域の美化活動を行っている団体や企業などを示すもので、大阪府によりますと、今年4月に設置されたということです。活動に参加するには、営利目的ではないことなど15の審査項目がありますが、“特に問題はなかった”と言います。当該の団体は安倍元総理の事件を受けて活動の自粛を申し出ていて、大阪府も8月に「市民が不安に思う恐れがある」としてボードを覆う対応をしました。

 (近隣住民)
 「松原であるなんて考えられへん。8人くらいいたで。掃除してんねん女の人らがね。それは市がしているのかなと思っていたけど」

 清掃活動だけではなく、近隣の店に聖書を置いて帰ったこともあるということです。
また大阪府富田林市でも2016年に同様のボードが設置されましたが、活動実態がないとして今年8月に撤去されたということです。