教員の「働き方改革」としても

文部科学省が「学校における働き方改革の事例」として紹介している「チーム担任制」は、担任の業務負担を分散することで、教員1人あたり年間66.7時間の業務削減が見込まれています。
教員の働き方改革は喫緊の課題となっています。
うつ病などの精神疾患で休職する公立学校の教員は年々増えていて、2022年度には全国で過去最多の6539人というデータもあります。

チーム担任制を導入する学校は少しずつ増えています。
福岡市の公立中学校では能古小中学校、城西中学校、東光中学校の3校。北九州市では折尾中学校が導入しています。
能古小中学校は西田校長が以前いた学校で、2021年度に始めました。
2023年度に城西中学校に赴任し、2024年度から導入しました。
チーム担任制が導入されたことで、担任の業務が分散され、教員の負担軽減にもつながっています。

与田光将 教諭
「担任を持っていると、どうしても最後までいなくてはいけないという責任感のもと、休みづらいところがあったと思うんですけど、前より随分休みやすくなったんじゃないかなと思います」

武田和孝 学年主任
「一人一人の負担は減ったと思うが、責任感は定担任制の時と同じように持たないといけない」