片頭痛の原因は「気圧」より「湿度」

梅雨や台風の時期に発生することの多い低気圧によって空気の酸素濃度が低下します。そのため、血液中の酸素が少なくなってしまうといいます。

さくらニューロクリニック 松田博医師「酸素濃度が低くなるとは言っても息苦しくなるほどではないのですが、脳はたくさんの酸素を必要としますから、脳の血管が酸素を求めて拡張し、その結果『片頭痛』が起こる」

片頭痛の原因は、以前から「気圧」「湿度」「気温」の順に影響すると言われていたそうですが…。

さくらニューロクリニック 松田博医師「数年前にアメリカのハーバード大学が発表したデータによると、頭痛に影響するのは1番目が「湿度」、2番目は「気圧」、3番目は「気温」ということが分かりました」

湿度70%を超すような場合は、頭痛を引き起こす可能性が高まるとうデータもあるいいます。

さくらニューロクリニック 松田博医師「湿度が高いと、汗が蒸発しづらくなります。熱を放出できないため、体内に熱がこもってしまい、血管が膨れます。血管の膨張によって、神経を刺激し、痛みを感じさせるのです。さらに、自律神経のバランスが崩れてしまい『めまい』や『だるさ』などにもつながります」