暖冬や少雨の影響で、県内の農業用水が不足する事態となっています。
特に置賜地方は顕著で、きょう高畠町では、県や農業関係者が緊急の会議を開き、水を有効活用するための対策が確認されました。
県置賜総合支庁産業経済部農林計画課 原田正広 課長「少雨の状況が続きましたので、貯水率の低下が進んでいます」

この会議は、暖冬や少雨の影響で特に置賜地域で農業用水が不足していることから、県置賜総合支庁や農業関係者などがあつまり、緊急で開かれたものです。

会議では、現在、置賜管内にある農業用ダムや溜め池の最新の貯水率が報告され、ほとんどの地点で前の年を下回っていることが示されました。

これは6年前、農業用水の不足が深刻になった8月に撮影された、飯豊町の白川ダムです。
この年は、高温と少雨の影響を受け、「貯水率ゼロ」を記録しました。
今年は、このまま少雨が続いた場合、6年前に迫る水不足が予想されるということです。

そのため会議では、出穂期に、ほ場ごとに水を入れる時間や順番を決めたり、水をかけ流しの状態にすることを禁止したりと、限りある水を有効活用するための対策が確認されました。

県置賜総合支庁農村計画課 原田正広 課長「このような会議で関係機関が情報を共有して、協力して、節水につとめて高品質な米づくりに取り組んでまいりたい」















