博多祇園山笠は豪華絢爛な飾り山笠(かざりやま)が公開されて、街を彩っています。中洲流の飾り山笠は、2人の兄弟弟子が初めてそれぞれに表と見送りを担当して作り上げました。
兄弟弟子で初めての制作 中洲流

「人形師・溝口堂央殿、中村弘峰殿もご一緒にお願いします」
7月1日、博多祇園山笠の飾り山笠の公開にあわせて、各流れで「御神入れ」が行われました。
三番山笠・中洲流の飾り山笠の表を初めて任されたのは、溝口堂央(とうよう)さん(54歳)です。

溝口堂央さん
「評価してもらうのは周りの方なので、よい山笠だねと言ってもらえたら」
一方、見送りを担当するのは中村弘峰さん(38歳)。
弘峰さんは溝口さんの弟弟子で、2024年の中洲流の飾り山笠は、初めて兄弟弟子での制作となりました。

中村弘峰さん
「子供のころから、溝口さんは父の弟子としてうちの仕事に携ってこられて。子供のことから考えると、2人でこうやって山笠の表と見送りを務める日が来るなんて感慨深いですし、よかったなと思います」