専門家「子どもは『大人も一緒にルールを決めて』と思っている」
子どものネット利用に詳しい兵庫県立大学の竹内和雄教授が注目したのは、「SNSを利用していて経験したことがあること」。

日本は「架空請求をされたこと」が8.8%、「アカウントの乗っ取り」が8.5%など、海外に比べて数は少ないものの、看過できない実態が浮かび上がったといいます。

兵庫県立大学 竹内和雄教授
「グローバル化していくので、日本の子どもたちもどんどん海外と同じように、お金の問題や誹謗中傷がどんどん増えていくだろうなというのが大きな印象」
さらに、ネット依存に陥る子どもも増えている中、親や大人の対応が急務だと指摘します。

竹内和雄教授
「(子どもたちは)ネット利用を自分らで“やりすぎ”と思っている。今の子どもたちは『もう限界』と、『大人も一緒に話し合ってルールを決めてくれ』というわけですよ。ネットで知り合って会うことは、『当然、今の時代だからもうしょうがないよね』で済ましてしまうには、危険が大きすぎると思う」