紆余曲折の末、1日、町有化し保存されることになった宮城県南三陸町の防災対策庁舎。ここに至るまでの経緯を振り返ります。

旧志津川町の行政庁舎のひとつとして、1995年に建設された3階建ての防災対策庁舎。かつてのチリ地震津波の教訓から防災設備を整えていました。

ところが…。

2011年3月11日、東日本大震災の津波が南三陸町を襲い、庁舎から避難を呼びかけていた職員ら43人が犠牲になりました。