「第7波ではさらに発熱が目立つようになってきている」

 大阪府和泉市にある大阪母子医療センターでは、“第7波”に入った直後から子どもの入院要請が急増したといいます。

 (大阪母子医療センター・感染症科 野崎昌俊副部長)
 「平常時はうちの病院は重症患者さんをメインに受ける病院として機能していますので、(重症患者用)6床を準備しているんですけども、この第7波になってから軽症・中等症者用も25床オープンさせております。その分、手術とか検査とかを延期していただいている」

 そうして確保した病床も今7割が埋まっている状況だといいます。

 (大阪母子医療センター・感染症科 野崎昌俊副部長)
 「(Q入院する子どもはどんな症状?)第7波ではさらに発熱が目立つようになってきています。発熱に伴って脱水症状とか熱性けいれんを起こしたりされる方も多く、入院して点滴であるとか熱性けいれんを起こされて経過観察で病院でケアが必要な方が増えていると感じています。(Q重症の子どもはどんな症状?)脳炎・脳症と我々は呼ぶんですけども、けいれんがなかなか止まらなかったりとか、意識がなかなかはっきり戻ってこないというような、そういった重症の方も数は少ないですが発生している状況になっています。小児の医療体制がかなり差し迫っているというのはスタッフ全員感じているところです」