子どもの新型コロナウイルス感染の状況が深刻になっています。

子どものコロナ患者…どのような症状が目立つ?

 大阪市生野区にある「くぼたこどもクリニック」。問い合わせの電話が途絶えることがありません。

 (電話対応するスタッフ)
 「きょうはだいぶ混みあっているので、時間が何時くらいになるかわからないんですけど」
 こちらでは診察を希望する人が多いため、発熱の症状のある患者はまずオンラインで診察を行い、検査が必要な人だけ直接クリニックに来てもらうようにしています。

 (くぼたこどもクリニック 久保田恵巳院長)
 「去年の第6波の時も大変でしたがそれ以上ですね。万年人手不足感があるんで、いつも自転車操業なんですけど。(最近は)みんな夜10時とか11時まで残って作業してくれていますよ」
 陰圧室では発熱が続いているという女の子の検査が行われています。今、子どもの間では新型コロナウイルス以外でもインフルエンザやRSウイルスなど発熱を伴う感染症が増えているため、複数のウイルスについて検査をしてコロナかどうかを見極めているといいます。

 (くぼたこどもクリニック 久保田恵巳院長)
 「(今のお子さんは)陰性でした。わからないんですよ。(検査を)やらんと」

 このクリニックでは午前中からオンライン診察と検査の繰り返しだといいます。“第6波”までは感染しても無症状や比較的軽症が多いと言われていた子どもですが…。

 (くぼたこどもクリニック 久保田恵巳院長)
 「熱と咳と鼻と喘鳴(ぜいぜいするせき)の患者さんが多いです。プラスおう吐・下痢の人もいますね。(Q年齢的には?)小さいお子さんが多いですかね。小学生は減りましたね。(Q重症化する患者さんは?)入院されるケースは昨年(第6波)よりは増えています」