旧石川市の宮森小学校にアメリカ軍のジェット機が墜落した事故から65年となった6月30日、現地で遺族らが出席して慰霊祭が行われました。
この慰霊祭は事故の悲惨さを後世に伝える活動に取り組むNPO法人石川・宮森630会と遺族会が開いたもので、遺族や関係者らが出席して犠牲になった児童を奉った「仲良し地蔵」に花を手向け御霊を慰めました。
1959年6月30日に発生した事故では旧石川市、現在のうるま市の宮森小学校に嘉手納基地を離陸した米軍のジェット機が墜落し、児童や周辺住民ら18人がまき込まれ命を落としました。
▽事故で母親を亡くした遺族 「この歳になっても、こっち来たら涙がでるんです。6月の空を見て飛行機雲が通るとき怖いんですよ。今でも」
式典ではシンガーソングライターの海勢頭豊(うみせど・ゆたか)さんが、墜落事故をテーマに子どもたちに平和の使徒となるよう思いを込めて作詞・作曲した『630の誓い』を初披露しました。
事故の発生から65年が経過する中参列者は命の尊さや平和の大切さを改めて噛みしめている様子でした。
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