■この時期過去10年ではない発達した低気圧が北海道・東北に 今後は南下して西日本の日本海側などで大雨の恐れ
ホランキャスター:
雨雲の様子から見ていきましょう。

森田気象予報士:
16日の午後4時現在ですが、北海道から東北地方を通ってずっと1本の前線が伸びてます。所々強い雨雲があって、全体的には南の方に下がっているんですが、こういう強い雨雲に当たったところでは1時間に50ミリなどという激しい降り方をします。
注目すべきは北海道・東北北部にかかる低気圧だと思います。988hPaで、過去10年調べるとこの時期、こんなに発達した低気圧はないんです。温帯低気圧の性質を持っています。ということは、この低気圧の南側に熱い空気、北側には冷たい空気があって、温度差が大きくなっているんです。だから本来の秋雨とはちょっと違った性質の雨の降り方だというふうに思います。

この前線がどう移動していくのかというところですが、スーッと南に下がってきますので、17日は北日本から今度北関東さらに北陸、西日本の日本海側、九州北部、こういうところで大雨が降りやすくなってきます。

雨の予想、16日夜の7時から見てみましょう。
明らかに雨雲が南に下がってきます。それで、北陸から山陰地方、九州の北部、こういうところが雨になり、近畿地方から東海・関東の方でも17日になると雨のところが広がってくる。だから今まで北日本で降っていたのが今度は西日本の日本海側とか北陸・関東でも、北関東、こういうところが雨になってくると思います。
そして同じ場所でどんどん雨雲が流れ込んできます。特に西日本の日本海側が今度は危険でしょうかね。
ホランキャスター:
この雨にお気をつけください。