8月16日は東京36.4度が最高気温で、沖縄よりも気温が高い日でした。北関東中心に危険な暑さになりました。暑さで大変な地域があれば、一方、雨で大変な地域もあります。北海道、東北では大雨が続いています。この雨により各地で被害が出ています。スタジオで詳しく見ていきます。

■東京で36.4度 関東各地“危険な暑さ”

ホラン千秋キャスター:
東日本、東北の一部も含めて西にかけて、最高気温(午後3時時点)が30~35度以上になっています。
東京は最高気温36.4度で沖縄(那覇)の33.5度よりも暑くなりました。
そして、16日の最高気温を見ていきますと、全国で最も暑かったのは栃木県・佐野38.8度。埼玉県・鳩山が37.9度、群馬県・館林で37.7度と北関東を中心に暑くなったようです。


歴代最高の気温が何度だったかといいますと熊谷の2018年、浜松の2020年に出ました41.1度。ここまで気温は上がらなかったのですが、暑かったですね。

森田正光 気象予報士:
40度というとインパクトありますけど、38.8度と一度ちょっとしか違いませんから、ほとんど誤差ですよね。41度と比べても2、3度しか違いませんから、我々は同じように危険だと感じるんですよね。

ホランキャスター:
湿度の具合などで単純に数字だけで暑さは測れない部分もありますので、お住まいの地域で大変暑くなった方々、ゆっくりと休んでください。

■北海道・東北で大雨続く 8月平年1か月分の約1.4倍の量の雨が1日で降ったところも

ホランキャスター:
暑さで大変な地域があれば、雨でかなり大変な思いをされている方々がいる地域もあります。それが東北それから北海道です。
北海道八雲町の避難所・八雲小学校では、一時130人以上が避難していました。現在、避難指示は解除されているということです。


ただまだ避難指示が出ている地域があります。
北海道長万部町、せたな町、寿都町、厚真町の対象995世帯1884人。
そして青森県も中泊町の41世帯85人に避難指示がまだ出ているという状況です。

どれくらい雨が降ったのか24時間雨量を見ていきましょう。
16日14時までの24時間でグラフを見ていきますと、北海道を中心に東北も大変な雨が降りました。最も多くの雨が降ったのは、北海道・今金という場所で226.0ミリ。8月平年1か月分の約1.4倍の量の雨が1日で降ってしまいました


他にも北海道・登別で212.5ミリ、長万部で193.0ミリ、そして秋田県・陣馬で139.5ミリ。それぞれ多くの雨が観測されています。

この雨により各地で被害も出ているということで、北海道・日高町の日勝峠で土砂崩れがありました。土砂が道路の端から端まで流れ込んできてしまっています。車が立ち往生してしまい約30キロ通行止めになっています。他にもこの雨の影響でJRの特急36本を含む、145本が運休となっています。


続いて青森の深浦町です。
道路が冠水してしまい、約500mが通行止めになってしまっています。
今回の雨だけでなく、深浦町は8月10日にも325ミリの雨が1日で降っていまして、これは観測史上最高の量の雨ということで、土壌が受け止めきれないような状況になっているそうです。

森田気象予報士:
土壌雨量指数と言いますけど、これまでの雨でパンパンに水を含んでいるので、こういうときはちょっとした雨でも災害に結びつくこともありますよね。