「今の最先端の技術を真正面から取り組まなきゃいけない」

ソフトバンクグループ 会長兼社長 孫正義氏: 
日本でバブルがはじけました。不動産やその他も。それであつものに懲りて、保守的な経営が日本の主流になっちゃったんです。

インターネットだとか、そういうものが出てきた時にこれはまがい物だと言い過ぎたんです。

「若い者は何言ってんだ」みたいな感じで叩いて、昔の重厚長大の、大経営者とかメディアも含めて、新しいものをちょっと低く見すぎた。それで若者が萎縮しちゃったんです。

大企業も、半導体にものすごい設備投資をしているんだけど、半導体の設備投資も萎縮して低くなってしまったと。これがもう構造問題だと思います。

もう1回ここでどうしても立ち直すためには、やっぱり今の最先端の技術を真正面から取り組まなきゃいけないと思います。

(「サンデーモーニング」2024年6月30日放送より)