『十年後の未来が来た』というのはその通り

南志見地区の山あいにある渋田町では田植えが終わる時期なのに、一面の田んぼに水がありません。

(川岸修一さん)
「ブロックが見えると思うが、あそこが道になっていて、そこに(田んぼの)用水が通っている。崩れてるでしょ」

地震で自宅が倒壊した、兼業農家の川岸修一さん。

田んぼに水を引く用水路は土砂が崩れたところや、地震の揺れで破損したところがあちこちに…。

肝心の田んぼにも、大きなひび割れが目立ちます。

川岸さんのように、地震で家も田んぼも使えなくなった地区の10軒ほどの農家はすべて、ことしの田植えを諦めました。

(川岸修一さん)
「地震がなくても、毎年とは言わないが耕作する人が少なくなっていた。『十年後の未来が来た』というのはその通り」