プロ野球・西武は16日、内海哲也(40)が今季限りで引退すると発表した。引退会見と引退セレモニーを来月のベルーナドームでの試合開催日に行う予定としている。

内海は2003年ドラフトの自由枠で巨人に入団。2007年には最多奪三振、11年と12年には2年連続で最多勝のタイトルを獲得するなどエースとして活躍した。
18年のオフに、FA宣言をして巨人入りした炭谷銀仁朗の人的補償として西武に入団し、今季からは投手兼任コーチを務めている。今年5月7日の今季初登板のマウンド(日本ハム戦、ベルーナ・ドーム)で、2000投球回を達成した。プロ19年で135勝104敗、防御率は3.24。

球団を通して内海は「やりきりました」とコメントを発表した。

【内海投手コメント全文】

このたび、今シーズン限りで現役を引退することを決断しました。
今の気持ちは「やりきりました」の一言です。
19年という長きにわたってご声援を送っていただきましたファンの皆さま、支えてくださった関係の皆さまに心から感謝申しあげます。
振り返りますと、リーグ優勝や日本一になることができ心から喜んだこと、ライオンズに移籍した2019シーズンは
一度も1軍のマウンドに上がれず悔しい思いをしたこと、今シーズンは目標にしていた2000投球回数を達成できたこと、
新たに投手コーチとして投手の育成に微力ながら携われたことなど、いろいろなことがありました。
すべてがいい思い出で、本当に幸せな野球人生を送らせてもらいました。
来月には記者会見を行い、その場で感謝の言葉を直接お伝えしたいと考えています。